【終了/開催報告】市民公開講座「脳卒中に備えよう!~今日からできる予防十か条・もしもの時の対応をお伝えします」

1月15日(木)に市民公開講座「脳卒中に備えよう~今日からできる予防十か条・もしもの時の対策をお伝えします~」を開催しました!

脳卒中に備えよう!~今日からできる予防十か条・もしもの時の対応をお伝えします の様子

講師は、髙橋医師(総合診療部・脳神経内科医長)。
1つ目のテーマとして脳卒中について、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の違いと、突然起こる脳血管の病気であること、代表的な症状を解説していただきました。
2つ目のテーマは脳卒中の予防と発症時の対応について、生活習慣の改善や生活習慣病・不整脈の管理の重要性、家庭血圧や脈のセルフチェックのポイントを学びました。あわせて「ACT FAST」を用いた早期判断と、ためらわず救急要請することの大切さが強調されました。
そして、会場からは多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。

Q. 救急車を呼んだ際、どの病院に運ばれるますか?近くの病院が救急を受け付けない場合どうすればよいのでしょう。また、搬送にはどのくらいの時間がかかりますか?
 A. 搬送先の病院を皆さんで準備しておく必要はないです。救急隊がどこの病院で対応可能かを把握しています。例えば、横浜市立市民病院や済生会横浜市東部病院などは、24時間365日体制で脳卒中患者を受け入れる体制(3次救急)が整っています。搬送時間は病院の混雑状況によるため一概には言えませんが、今いる場所から一番近く、適切な治療ができる病院へ運んでくれます。
Q. 家で血圧を朝2回測ると値がばらつきます。低いのと高いの、どちらを信用すれば?
 A. 血圧は変動しやすいので、まずは座って落ち着き、呼吸を整えてから測りましょう。値の差が大きい場合はもう一回測り、どちらに近いかを確認して、記録しておきましょう。
Q. 自分で脈を測ると脈が飛んでいることがある。血圧の薬をもらっている医師からは「大丈夫」と言われてますが、本当に大丈夫なのでしょうか?
 A. 不整脈には多くの種類があります。心電図検査の結果での判断であれば、脳卒中には関係がない可能性もありますが、念のため、次回の診察時に「この脈が飛ぶのは、心房細動とは違いますか?」と具体的に確認してみたほうがいいかもしれません。
Q. 首の静脈に血栓があると言われ、血液サラサラの薬を飲んでいます。この薬で血栓を溶かすことはできるのでしょうか。また、その血栓が脳に飛ぶことはないのでしょうか。
 A. 静脈は心臓に戻る血管なので、血栓が脳に飛んで脳梗塞を起こす心配は通常ありません。ですが、肺の血管を詰まらせる「肺塞栓」という命に関わる病気を引き起こす可能性がありますので、それを防ぐために薬が出ていると思います。
Q. 脳卒中が起こる割合に男女差はありますか?
 A. くも膜下出血を除けば、男性の方がやや多い傾向にあります。ただし圧倒的な差があるわけではないので、男女問わず注意が必要です。

当日は多くの患者さんが熱心に耳を傾けられており、脳卒中の「予防」と「もしもの時の行動」を具体的に学ぶ機会となりました。
家庭血圧の測定方法や脈のセルフチェック、お薬手帳の備えなど、日常生活で実践できるポイントが多く示され、患者さんの不安軽減にもつながったようです。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。次回講演も多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております。

次回の市民公開講座は「白内障について(テーマ仮)」
講師は済生会神奈川県病院 眼科部長 権田医師です。
次回は3月6日(金)14時~15時 当院地下講堂にて開催を予定しています。
次回も是非ご参加ください!

脳卒中に備えよう!~今日からできる予防十か条・もしもの時の対応をお伝えします~

市民公開講座 開催情報
タイトル

脳卒中に備えよう!~今日からできる予防十か条・もしもの時の対応をお伝えします~

講師

総合診療部 脳神経内科 髙橋 祐子 医師

日時

2026年1月15日(木)
14:00~15:00(開場13:30)

会場

済生会神奈川県病院 地下1階講堂