薬剤科

薬剤科

 

当院は16名の薬剤師が勤務しています。

すべての患者さんが安全に安心して医薬品を使用できるよう支援します。

 

理念
薬剤科は、当院の理念に基づいて、薬物療法の有効性・安全性・経済性を確保し、

地域医療に貢献します。


基本方針
1. 研鑽に励み、医療人として資質の向上に努めます。
2. チーム医療の一員として、院内外の多職種と円滑な連携を図り、安全で質の高い
  薬物療法を提供します。
3. 医薬品の適正な管理と使用を推進し、病院の健全な運営に貢献します。

 

薬剤部長挨拶

薬剤部長 金田光正

済生会は、全国99の病院・診療所と292の福祉施設等を運営し、62,496人が働く日本最大の社会福祉法人です。済生会神奈川県病院は1913年にその第1号病院として開設されました。当院は、急性期医療から在宅復帰までの集学的治療、リハビリ、緩和ケア、維持透析の機能を持ち、更には健診、人間ドックを行う予防医療センターを併設し、診断を完結する外来と連結した医療を行っています。

 薬剤科では、専門性の高い薬剤師が多く在籍し、全てのチーム医療に参画しています。

新入職員に対してはメンター制を取り入れ、新入職員1名に先輩が1名つき、スキルや態度の修得のためのサポートを行っています。業務の指導やスキル教育だけでなく「職場への適応」や「精神面の支援」を行っているのが特徴です。更に目標チャレンジシステムやポートフォリオにより、個人の目標やスキルを見える化し、職場全体で支援しながら成長していく体制を整えています。

 スタッフ一同、施薬救療の精神で日々研鑽を積み、地域の皆様の幸福に貢献していきたいと考えております。お薬のことはどんなことでもお気軽にご相談ください。

 

専門・認定薬剤師取得状況

日病薬病院薬学認定薬剤師

4名

日本病院薬剤師会生涯研修認定薬剤師

2名

日本薬剤師研修センター認定薬剤師

5名

日病薬認定指導薬剤師

1名

日本薬剤師研修センター実務実習指導薬剤師

5名

がん専門薬剤師(日本医療薬学会)

1名

がん薬物療法認定薬剤師(日本病院薬剤師会)

1名

感染制御認定薬剤師(日本病院薬剤師会)

1名

糖尿病療養指導士

1名

NST専門療法士(薬剤師)

1名

日本DMAT隊員

1名

スポーツファーマシスト

3名

博士(薬学)

1名

 

薬剤科の業務内容

  • 調剤

当院の院外処方箋発行率は95%(H30年度実績)、病院内では主に入院患者さんおよび無料低額診療対象患者の薬を調剤しています。

注射薬は安全に配慮して1施用毎に調剤を行っています。

          1施用毎に調剤               手術用トレイ  

  • 医薬品管理

院内各部署に配置している医薬品は、すべて薬剤師が管理しています。

手術室には目的に応じて全身麻酔薬剤トレイ・局所麻酔薬剤トレイを用意し、定数管理を行っています。

 

  • 外来患者支援

患者さんが会計を終えるまでにすべての院外処方箋の内容を確認しています。

また当院では保険薬局と連携して患者さんに安全で安心な薬物療法を提供するため、

院外処方箋に採血検査の結果を記載しています。

保険薬局からの院外処方箋に関する問い合わせには、薬剤科がFAXで対応をしています。

事前に取り決め(下記)を行うことにより、速やかな回答を心がけています。

<取り決め>

1)処方箋の有効期間(4日間)切れは、処方箋の投与日数を超えていない、且つ、前回

Do処方の場合は期間延長可

2)一包化、半割、粉砕などは薬剤師の判断で回答して可

3)後発品どうしのメーカー変更(薬価が高くなるが患者が同意している場合)は可

4)屯用の下剤、鎮痛剤、睡眠剤などで、残があるので今回不要、は削除で可

 

抗がん剤を使用している患者さんには治療状況を保険薬局と共有し安全に治療が継続できるよう治療計画(レジメン)シールをお薬手帳に貼付しています。

               治療計画(レジメン)シール

  • 化学療法

安全に化学療法が行われるように、投与量と休薬期間の確認をして抗がん剤を無菌的に調製しています。また、有効な治療効果を提供するために患者さん一人ひとりと面談して、治療や副作用に対する説明や相談を行っています。

       抗がん剤の無菌調整    化学療法室においてがん専門薬剤師による

                    副作用確認

  • DI

医薬品が適切に、かつ安全に使用されるためには、正しい医薬品情報が必要です。薬剤師は文献や書籍などから情報を収集・整理して、わかりやすく加工し各部門に情報提供しています。

また、製薬会社からの情報を管理するのもDI業務の1つです。

製薬会社のMR(医薬品情報担当者)とは入退室システムを導入し、情報伝達や連携を行っています。

 

当院注射配合変化表の一例

 

 

  • 病棟業務

医師の指示および投薬状況、検査値などを確認し、病棟での安全な薬剤使用に努めています。さらに、患者さんのベッドサイドで、服薬指導や副作用モニタリングを行うことにより、患者さんの薬に対する知識向上、服薬への意識向上、副作用の早期発見などに努めています。一般病棟には薬剤師が常駐し、医師、看護師、栄養士、リハビリテーションセラピストその他の職種スタッフと連携し情報を共有することにより、チームとして患者さん中心の医療を実践しています。

 

           医師との回診           多職種との勉強会

 

  • 持参薬確認

患者さんが入院時に持参したすべての薬を確認し、カルテに入力して治療が途切れないようにしています。さらに、重複はないか、飲み合わせに問題はないかなどを確認し、医師に入院中の使用を提案しています。

薬の管理が困難な患者さんに対しては、専用の与薬ケースに薬をセットして、病棟に供給しています。

 

 

チーム医療

  • 感染対策チーム(ICT)

感染症の発生状況の把握や伝播を抑えるために活動しています。

薬剤師は院内感染の発生を防ぐために消毒薬が適正使用されているかの確認、指導・助言を行っています。

  • 抗菌薬適正使用支援チーム(AST)

世界的にお薬が効かない病原菌(耐性菌)が増えていることが問題となっています。

感染症治療を適正に行うための抗菌薬使用状況の監視、治療への助言・介入を行っています。

感染管理を行うために、医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、事務員をチームのメ

3ンバーとして活動しています。

  • 栄養サポートチーム(NST)

栄養サポートチームは入院中の栄養状態がよくない患者さんに対して専門の医師・薬剤師・看護師・管理栄養士が患者さんのベッドサイドに訪問しそれぞれの専門知識を活かしてよりよい栄養管理ができるように検討をしています。
薬剤師は主に適切な輸液や内服薬の提案や副作用の情報提供などを行い薬学的視点から栄養サポートをしています。

  • 糖尿病教室

糖尿病治療をこれから行う方、既に行っている方、そのご家族、また糖尿病に関心がある方を対象に、毎月第1~4水曜日に「糖尿病教室」を開催しています。

医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、検査技師がそれぞれの専門分野について担当しており、薬剤師は、薬物療法についてお話しています。

例えば、なぜこのお薬は食事の直前に飲む必要があるのか?食事がとれない時に、お薬はどうしたらよいのか?などお薬の種類や特徴、お薬を使用する上での注意事項や副作用についてポイントとなるお話をしています。

どなたでもお気軽にご参加ください。(予約不要)

  • 腎臓病教室

腎臓病治療と診断された患者さんを対象に、毎月第1~4水曜日に当院では「腎臓病教室」を開催しています。

病気の進行を抑えることを目的に医師、薬剤師、看護師、管理栄養士、検査技師、ソーシャルワーカーがそれぞれの専門分野について話をします。

 

                           糖尿病教室の様子

 

 

教育・研修

  • 新人研修

当薬剤科ではメンター制を導入し、教育プログラムにそって新人職員が早く職場になじみ仕事を覚えられるようにサポートしています。スキル研修だけでなく精神的なサポートも行っています。

                          新人指導

 

                        学会発表

 

  • 実務実習

薬学教育6年制では、病院及び薬局における各11週の長期実務実習が義務付けられています。当院では大学より学生を受け入れ、後進の育成にも力を注いでいます。学生には病院薬剤師の責任と業務を理解し、チーム医療に参画できるような実践力を身につけられるように指導しています。

             実習生の成果発表

 

学会発表

  • 2018年度

筆頭演者・共同演者

演題名

学会名

発表年月日

開催場所

 

芦塚 拓也 濃沼 政美、稲葉 健二郎、飯田 純一、瀧本 淳、河原 英子、江島 慎太郎、小串 興平、柏崎 友紀江、佐々木 寿子、白鳥 千穂、古川 大輔、渡邊 美智留、菅野 浩、金田 光正、佐藤 透

平成29年度神奈川県病院薬剤師会業務調査報告

~ポリファーマシー・抗菌薬適正使用・医薬品管理の強化における薬剤師関与の状況~

第28回日本医療薬学会年会

2018/11/24

神戸

 

安藤 純子 小松順子、建持岳史、足立茂樹、国枝克行

尿蛋白定性検査と尿蛋白クレアチニン比(UPC)測定の比較

 

第28回日本医療薬学会年会

 

2018/11/24

 

神戸

藤田 明宏 赤瀬 朋秀、井口 恵美子、上原 君男、岡添 進、小林 岳、関口 信香、大幸 敦、中村 葉月、小田切 正美、吉田 博史、金田 昌之、金田 光正、佐藤 透

病院薬剤師版バランスト・スコアカード導入に向けての取り組みと成果 第12報

第28回日本医療薬学会年会

 

2018/11/24

 

神戸

中村 文哉 金田 光正、小松 順子

院外処方箋の疑義照会における院内事前合意プロトコル導入の結果と今後に向けての考察

第17回かながわ薬剤師学術大会

2019/1/20

横浜

 

河原 英子  、菅野 浩、佐々木 寿子、渡邊 美智留、芦塚 拓也、稲葉 健二郎、飯田 純一、江島 慎太郎、柏崎 友紀江、白鳥 千穂、瀧本 淳、古川 大輔、難波 昭雄、金田 光正、佐藤 透

神奈川県病院薬剤師会における卒後教育への取り組みとその評価~「無菌調製の手技の再確認とその理論を知る」を開催して~

第17回かながわ薬剤師学術大会

2019/1/20

 

岩田 仁美 相原 未希、石川 舞、江口 智子、金成 暢之、小林 大紀、小室 治孝、齋藤 京子、佐藤 敬子、関根 仁彦、副島 將司、田邉 晃子、徳原 大介、山口 文子、金田 光正、総務会

セーリング競技におけるアンチ・ドーピングの取組みについて

 

第17回かながわ薬剤師学術大会

2019/1/20

横浜

佐々木 寿子 濃沼 政美、稲葉 健二郎、飯田 純一、芦塚 拓也、瀧本 淳、河原 英子、江島 慎太郎、小串 興平、柏崎 友紀江、白鳥 千穂、古川 大輔、渡邊 美智留、菅野 浩、金田 光正、佐藤 透

平成29年度神奈川県病院薬剤師会業務調査報告
~ポリファーマシー・抗菌薬適正使用・医薬品管理の強化における薬剤師関与の状況~

 

第17回かながわ薬剤師学術大会

2019/1/20

横浜

 

  • 2019年度

筆頭演者・共同演者

演題名

学会名

発表年月日

開催場所

 

竹中 沙耶、

 竹井 静、 有田 由香、 金田 光正

 

不眠時の睡眠(補助)薬の見直しが患者の転倒件数に与える影響

第18回かながわ薬剤師学術大会

2020/1/12

横浜

 

 

  • 依頼原稿

著者名

テーマ

掲載紙(誌)名

巻(号)

発行年月日

金田光正

特集/免疫とスポーツ選手の身体                                免疫と薬- アナフィラキシーと花粉症への対応

 

月間トレーニングジャーナル2019年4月号

 

474号

 

2019/3/15