7月8日(火)に市民公開講座「腎臓が悪いと言われたら〜高齢者における腎臓病とのつきあい方〜」を開催しました!
講演では、”腎臓病とは”からの始まり、腎臓そのものの働き、検査数値の見方、腎臓病の症状・治療、生活習慣で気をつけたいことまで幅広く知ることができました。
特に慢性腎臓病の有症率において、日本人は世界で2位に入ることを初めて知った方は多いのではないでしょうか。
会場からは多くの質問が寄せられ、活発な質疑応答が行われました。
Q. 腎臓がん聞き慣れないけど、あるの?
A. 腎臓もがんになります。尿管や腎盂など腎臓内のさまざまな場所から発生します。血尿などがサインになってみつかることが多いです。
Q. 血尿がつづいており、先日検査で造影CT撮った。腎臓への負担はある?
A. 造影CTは静脈を使用するため一般的にリスクが小さいと言われています。例えば、心臓カテーテルなど動脈で造影剤を使用する場合の方が腎臓への負担が大きくなります。
Q. 今まで、家族が腎臓機能が悪いことが多い。家族歴はリスクとして重要視される?
A. 腎臓の病気として遺伝性によるものもあるが、慢性腎臓病は生活習慣病によるリスクの方がとても大きいです。喫煙や飲酒の習慣などがリスクとなります。
会場は多くの方に足を運んでいただき、多くのご質問をいただきました。腎臓病への理解も深まったのではないかと思います。
今年も暑い日々が続いております。腎機能を悪化させないためにも、熱中症や脱水にお気をつけてお過ごしください。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
次回の市民公開講座は「ひざ・腰がつらいあなたへ〜関節痛・腰痛と上手につきあう方法〜」
講師は済生会神奈川県病院 整形外科部長 谷田部医師です。
9/18(木)14時~15時 当院地下講堂にて開催を予定しています。
次回も是非ご参加ください!
市民公開講座 開催情報 | |
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タイトル |
腎臓が悪いと言われたら~高齢者における腎臓病とのつきあい方~ |
講師 |
総合診療部・腎臓内科:服部 吉成 医師 |
日時 |
2025年7月8日(木) |
会場 |
済生会神奈川県病院 地下1階講堂 |